歴史・史跡
鹿島御子神社
かしまみこじんじゃ
1,000年以上の歴史。
火伏せの神と大ケヤキ
火伏せの神と大ケヤキ
創建は806年(大同元年)と古く、平安時代中期に編纂された延喜式神名編纂も記載されている行方郡延喜式内社八座のうちの一座。1000年以上の歴史と由緒ある神社です。
ご祭神の天足別命(あめのたらしわけのみこと)は、鹿島神宮のご祭神 武甕槌命(たけみかづちのみこと)の御子神なので、「鹿島御子神社」と称されています。その昔、賊徒が天足別命の仮宮に火を放ったため天足別命が「火伏せの神事」を行うと、鹿島神宮の神使である鹿が川から濡れた笹を口に咥えて持ってきて火が再び燃えあがらないよう備えたという伝説があります。以来「火伏せの神」として祀られ、毎年1月には「火伏せ祭り(鎮火祭)」が継承されてきました。
また、鹿島御子神社では12年に1度、寅年に「お浜下り」が執り行われています。
境内には「夫婦欅」と呼ばれる大きなケヤキの木が2本あり、推定樹齢は1000年と800年と伝えられ、市指定天然記念物にもなっています。秋の紅葉の時期には、大ケヤキやイチョウも色づき見応えがあります。
Spot
南相馬市のスポット