Cafe & gallery 秋風舎
志賀 風夏さん
しが ふうか
福島県川内村出身。2017年、中学まで過ごした川内村に戻り、陶芸の傍ら、かわうち草野心平記念館「天山文庫」管理人などを務める。陶芸家の両親が30年ほど前にいわき市から移築した自宅敷地内の築200年の古民家『秋風舎』を再生し、2023年に人と人をつなぐカフェ&ギャラリーとしてオープン。
ふるさと川内村への想い。大切なものをつないでいきたい
「川内に人や文化をつなぐ場が必要だったし、私には古民家を修復する理由があったから」と店主の志賀風夏さん。築200年の古民家は陶芸家だった父親が惚れ込み、30年前に移築したもの。 震災後、それまで身近に当たり前にあったものが途絶えたことで、継承の大切さに気づいたという志賀さん。「父親や村の人たちからもっといろいろなことを学んでおけばよかった」。その想いを胸に「村の人と外から来た人とがつながり会話が生まれる場」をつくろうと、地元の子どもたちなど様々な人が関わって古民家を再生し、カフェをオープンしました。
人が繋がり、文化をつないでいく場に
「もともとは納品ついでに顔をだしてくれたらいいなくらいに思っていたんです。でも予想よりはるかに多くの地元の方が通ってくれているのが嬉しい誤算です」現在、カフェには3歳から90歳以上まで幅広い年齢層の方が訪れ、その多くがこの場に魅せられ、リピーターになっています。 今後は「カフェという形にとらわれず、誰かとコラボしたり、チャレンジしたい人を応援していけるような場にもなれば嬉しいです」。
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