福島市に生まれ、東京藝術大学で日本画を学んだのちUターン。伊達市の「りょうぜんこどもの村 チルドレンズミュージアム」での勤務を経て、2008年から南相馬にアトリエを構え創作活動を続けています。
これまでに『僕らの海』や『もこもこ雲のテラドラゴン』をはじめ、『ももいろのアルパカ』『ぼくと2まい葉』『こわいきもちとちょっとのゆうき』など、子どもたちの心に寄り添う絵本を生み出してきました。
センス・オブ・ワンダーに満ちた世界
「そこにあるモノまで、全てが生きているように感じて愛おしいです」。画家の小原風子さんは、暮らしの中から湧きあがる感性を大切にし、子どもたちと関わりながら作品を生み出してきました。
「ゆらゆらと揺れる光や影を見つめていると、まるでそこに命があるようで。そんな小さな世界を見つめていると、イマジネーションが膨らんで、大きな宇宙につながるような感覚がします」と風子さん。なんでもない日常の中に、小さないのちの気配を見つける暮らしは、おどろきとワクワクに満ちています。
33歳でサーフィンを始めたことをきっかけに南相馬の海のそばで暮らし始めた風子さん。少し高台の森の中にあるアトリエの窓からも、ちらりと海が見えます。サーフィンは、海と空と自分がひとつに溶け合うような感覚をもたらす特別な存在。今もときどき近くにある烏崎海岸のに入っているといいます。
風子さんの感性に触れられるワークショップは、美術館や博物館などで不定期で開かれ、ポストカードや絵本は、こちらからも購入することができます。
【ポストカード&絵本】
・KIRA (南相馬市小高区東町1-37)
・おれたちの伝承館 (南相馬市小高区南町2-23)
【ポストカード】
・cokuriya (南相馬市鹿島区西町1-19-2)
・食堂てて (南相馬市原町区本町2-52)
【絵本】
・コウド舎 (浪江町川添佐野51-4)







